本日の詩

詩なり詩なり

2016-01-01から1年間の記事一覧

20160506あっそうだ明日はなんだか土曜日

ひよっこ百貨店 に行く 飛躍の年に 肥沃な太もも肉 ぷー レンゲルん 財布も参って ふところのおところの おとこのこころの 黄色い悲鳴に ピー ますます益子焼らる ん

20160505

腹が、腹が、 腹が減り過ぎて 日は照り過ぎて ヘリ過ぎて 青空そらぞら選挙か~の ぬばたまの黒胡椒 怪演説の 断固反対が 団子歓待かも いや 団子歓待にしか 聞こえない クレイジーデイドリームに 寄せた三日月理論の カモシカ仮説と これを言う 花よりゆめ…

20160502

あの人の言葉には 血がかよっていない と言われている あの人の言葉には 心がこもっていない と言われている わたしのアゴには 血が通っていない とりわけ寒くて 寂しくて心もさびて 一瞬の血流の不具合で 顎先に紫芋つけた 柴舟柴犬小柴垣芝浜 しば漬け芝刈…

20160501追記

あの人がによろによろ しているからって あの人のコンニャクも によろによろしているとは 限りなく遠い未来に思いを 馳せると当惑した眼差しで

20160501

組織的な刺身のアンコウと 思われるによろによろした おつきのツナおよび八百万 の神a.k.a納豆は今日練り物 コーナーに入っている事に 納得がいかず後で練り練り されるのはまた別であって スーパーの売り場担当者は そこを混同してはならない と申し立てた…

20160420

青鷺、青鷺、青鷺さん 君たちはそんなに大きいのに どこに巣を作っているんだろ どこにもここにもかしこにも 人間さんと同じです 君たちもそんなに大きいのに ここにもそこにもあそこにも 海の上から風の丘山の中から雪の下

20160419

わたしはいじめられています それはわたしが弱いから まあそれはしかたがない わたしはいじめられています それはわたしの見た目がみっともないから まあそれはしかたがない わたしはいじめられています それはわたしがうまく話せないから まあそれはしかた…

20160419

わたしはいじめられています それはわたしが弱いから まあそれはしかたがない わたしはいじめられています それはわたしの見た目がみっともないから まあそれはしかたがない わたしはいじめられています それはわたしがうまく話せないから まあそれはしかた…

20160417表彰状

表彰状 あなた様 これを読んでいるあなたは 周りの方々の多大なる努力と うっかりした偶然別名必然および 幾多の幸運あるいは不運により 今もどういうわけかわからず 生きているよってその努力なきに しもあらず努力とわけもなく当詩に 出くわした時宜を別に…

20160414

電車の中で ネクタイしたおじさんが もうひとりのおじさんに 寿司屋の茶碗蒸しが食いてぇ と言った 電車は走って走って おじさんを寿司屋に 連れて行くかな 茶碗蒸しは寿司屋で おじさんを待ってるかな それほどでもないんですけど やっぱり熱々やわらかに

20160413

一つの人生は 一篇の美しい詩のように なりたい 一篇の詩は 一つの美しい人生のように なりたい 長さや華々しさより むしろ それがすっかり滅びたある日 もう誰も思い出すことなく のどかに人びとが陽の下で 体を伸ばしてしまえるような そんな見ぬ日をあら…

20160410

さみしげ 桜吹雪に うってつけ 一人日和 暮れたか どうだか 鈴放り 闇に 音なく 風眠る

20160409

半ば狂気のように 走らずにはいられない 光の方へ 疲れている? そんなこと 近づいていけば いくほど光は熱くなって 燃えてしまうだろうと わかっているのに 引き寄せられて 彼は明日 希望という名の女を愛している

20160405

ずっと離れているせいか もはや離れている気もしない 私のかたわれ左の靴下 ずっとそばにいるせいか もはや近くにいる気もしない 私のかたわれ右の靴下 乾いたら仲良くまるまって 引き出しの中で眠るんです こんなに小さくまとまって 次の出番までおやすみな…

20160404

そういえば裏庭に 姫百合がさいて いたんだっけなあ ぼんやりと日陰に 白く光って 思い出して ひょいと裏庭を のぞいたら花などない じゃりじゃりした地面に わずかに苔むして 黒白の丸い猫が脇の ドクダミに目もくれず 悠々と歩いて行った、西へ あれは夢で…

20160318誰じゃだじゃれジャック オマージュ海老添え

たらいに 鱈が あったらいいが煮たら たらなかったら 文句たらたら言っ タラバガニが おつかいいって もらってきた いくらをいくらでも おつかい いくらがいくら文句いった 鮭、鯛は避けたい、後でかいーか ら試験は受けたい試愛は負けたい 試蓮は怠けたい資…

20160311

はらぐろ一家 構成員は約一名 庭には二羽 あかはらと しろはらが いるんだよ すり鉢には わかめか金魚が いるんだよ 訳もなく涙もろく 金柑かじったら はらも黄色くなった 金貨かじったら 歯も若葉も折れたよ あとで庭に来て 三つ葉とすり鉢マイマイの秘密を…

20160308

虹色てんとう虫 春を実装して風の チェンバロ彼方にね

20160306

わたしのおうちには 時計がないので わたしは時間があることを 知らなかった お母さんのおうちにも 時計がないのでお母さんも 時計のことを知らなかった お父さんはそれなら 見たことがあるといって お兄ちゃんと拾ってきた 針金と紙で時計を作ってくれた う…

2060305

そんなに言うなら こっちもそっちも どっちもあっちも 言わせてもらいますけれど 今日のうちのバンコランなんて しかしかしがった今日のうちの 晩ごはんなんて母さんが 行きつけの喫茶店の西條さん はたまた西郷さんもしくは 最古参から頂いたつくしの 天ぷ…

20160304

ほにほにほへへ ほにほへへ へへにほへへへ ほのはにへ のにはにほへは ほにはへは のほほのほのほ へのはへに

20160303

ままま みっみみー ままま みっみみ むむ めめめ もも 間間間 み耳 魔魔魔 みっ耳 無無 目目目 腿 まままま みみみ む! めも

20160228

なかなかいいカモ川という 由緒正しい古都の 由緒正しい(に ち が い な い) (ちがったらどうしょクシュンクシュン3世) 川の名のあぶくたった メタモルフォーゼあるいは アンチテーゼまたは 金ならないぜとしか 思えない川をはさんで 北にはかしら町 南には…

20160227

きれいな午後の日曜の春 あいかわらず一人ぼとこ 整えられた白詰草のベッドに 寝そべって偽・釈迢空と子分の 小銀(こぎん)大銀(おおぎん)に 説教される夢を見ていると 冬の山から降りて来た、ああ もう冬には飽きちゃったんだと 降りて来た七竈と岳樺が整列…

20150224

鬼っ子がいじめられて だって可愛くなかったからさ 鬼瓦みたいな顔して 上目遣いなんかしてたからさ いじめられてとは言っても ただの無関心や無遠慮や無謀な 要求にさ泣いたって誰の心も 動かせずおにおにおにおにしてるうちに 鬼嫁になってだんだん強くな…

20150218

その割に冷んやり 二月の氷のように冷たいから 君を如月 氷と名付けよう 氷ちゃん あう ひゃっこいべ 春になったら溶けるのかな 如月 水と改名してやるべ 水ちゃん ぴゃ ちべたっ 夏になったらぬるくなるのかな 如月 湯、名字も変えるかい? 湯ちゃん 君につ…

20160215

バレンタインデイに 愛の告白をしてみた 名古屋めしと ナツメヤシって似てない? いや、似てない 似てないらしい ダイオウグソクムシと ためつすがめつって似てない? いや、もっと似てない 全然似てないから レオナルドディカプリオと ヴェスビイオス火山く…

20160201

ずっとずっとずっとずっと 彼のことを考えていた と同時に桃の正しい剥き方に ついても考えていた 中心を種に当たるように一周 切っていって両側を反対方向に ぐりっとずらすそれでぱっかりと 半割れずつになるのは あれがすごくすごく熟してて 指の間で肉が…

20160130

選ばれた人 選ばれない人 選ばせないことにした人 王子にはプリンとリンスが 入ってるって言ったら 選ばない人が リングにはぐりんぐりんが 入ってるって言った 強いな、選ばない人

20160128

悪い子でも 良い子でもない 普通の子だった 良い子になるのも 悪い子になるのも 疲れちゃうんだもん だけど誰かが 来て私を良い子にする だけど誰かが 来て私を悪い子にする 子どもでいるって ほんと疲れちゃう時がある