本日の詩

詩なり詩なり

20160227

きれいな午後の日曜の春
あいかわらず一人ぼとこ
整えられた白詰草のベッドに
寝そべって偽・釈迢空と子分の
小銀(こぎん)大銀(おおぎん)に
説教される夢を見ていると
冬の山から降りて来た、ああ
もう冬には飽きちゃったんだと
降りて来た七竈と岳樺が整列して
おならをちょっとしてから
中身のない贈り物をくれた
箱だけの贈り物をくれた
うなされていたあいかわらず
一人ぼつくの人生に空っぽの
贈り物ぶっこんでふたたび
冬の山にぞろぞろ帰っていった
白詰草しなしなになっても
ふくふく笑ってた岳樺はげっぷも
ちょっとして冬のにおいがした

冬のおならと冬のげっぷで
セニョリータじゃなくて
シモネータじゃなくて
ネセシータだった冬のコタツ
思い出してるとこ。