本日の詩

詩なり詩なり

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

221220

小雪たち、風にのって はげしく舞い踊り 誰の懐にもななめから飛び込もうと 目まぐるしく景色を変えていて 道行く人は ほとんど視界をうばわれながら 師走の町を急いでいる 暖かな部屋のなかでこの 病める人は奥歯で後悔を噛み砕く 苦い思い出があふれでて …

221215-2

もう何も残ってないと思うような日 まだ詩が残っていたと思える日で 私のパンドラの箱に残された最後の光 ひとすくいの食べられもしない砂 他のすべてが徒労と思えても言葉よ 日本語よただそこに私がある

221215

冬の光は弱くてかぼそい腕を伸ばしてユキワリソウの鉢に届こうとするが風の一群に裂かれてばらばらにきらきらと散ってしまった メモ-昨年2月20日に書き未発表だったもの