本日の詩

詩なり詩なり

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

20160228

なかなかいいカモ川という 由緒正しい古都の 由緒正しい(に ち が い な い) (ちがったらどうしょクシュンクシュン3世) 川の名のあぶくたった メタモルフォーゼあるいは アンチテーゼまたは 金ならないぜとしか 思えない川をはさんで 北にはかしら町 南には…

20160227

きれいな午後の日曜の春 あいかわらず一人ぼとこ 整えられた白詰草のベッドに 寝そべって偽・釈迢空と子分の 小銀(こぎん)大銀(おおぎん)に 説教される夢を見ていると 冬の山から降りて来た、ああ もう冬には飽きちゃったんだと 降りて来た七竈と岳樺が整列…

20150224

鬼っ子がいじめられて だって可愛くなかったからさ 鬼瓦みたいな顔して 上目遣いなんかしてたからさ いじめられてとは言っても ただの無関心や無遠慮や無謀な 要求にさ泣いたって誰の心も 動かせずおにおにおにおにしてるうちに 鬼嫁になってだんだん強くな…

20150218

その割に冷んやり 二月の氷のように冷たいから 君を如月 氷と名付けよう 氷ちゃん あう ひゃっこいべ 春になったら溶けるのかな 如月 水と改名してやるべ 水ちゃん ぴゃ ちべたっ 夏になったらぬるくなるのかな 如月 湯、名字も変えるかい? 湯ちゃん 君につ…

20160215

バレンタインデイに 愛の告白をしてみた 名古屋めしと ナツメヤシって似てない? いや、似てない 似てないらしい ダイオウグソクムシと ためつすがめつって似てない? いや、もっと似てない 全然似てないから レオナルドディカプリオと ヴェスビイオス火山く…

20160201

ずっとずっとずっとずっと 彼のことを考えていた と同時に桃の正しい剥き方に ついても考えていた 中心を種に当たるように一周 切っていって両側を反対方向に ぐりっとずらすそれでぱっかりと 半割れずつになるのは あれがすごくすごく熟してて 指の間で肉が…