本日の詩

詩なり詩なり

20160201

ずっとずっとずっとずっと
彼のことを考えていた

と同時に桃の正しい剥き方に
ついても考えていた
中心を種に当たるように一周
切っていって両側を反対方向に
ぐりっとずらすそれでぱっかりと
半割れずつになるのは
あれがすごくすごく熟してて
指の間で肉がつぶれて
お汁がぼたぼたこぼれちゃったら
どうするんだろうこらえきれない
やわらかな果肉

シラバス見てたら大学なんか
来なきゃ良かったと考えてた

彼と桃とすぐそこの春