本日の詩

詩なり詩なり

20160306

わたしのおうちには
時計がないので
わたしは時間があることを
知らなかった
お母さんのおうちにも
時計がないのでお母さんも
時計のことを知らなかった
お父さんはそれなら
見たことがあるといって
お兄ちゃんと拾ってきた
針金と紙で時計を作ってくれた
うちの時計はいつも6時半です
朝ごはんにも晩ごはんにも
都合のいい一番いい時間を
お兄ちゃんが選んだの
回せばお昼にもなるんだって
よかったすごくうれしい