本日の詩

詩なり詩なり

20150202散文ぽくなった

君んちには君の知らない
住民がびっくりするほど
たくさん住んでいて住んでる
当人たちだってびっくりする
くらいだ、なんたって
全員集まると君んちに入れない
くらいだからな過去に一度だけ
そんなことがあった例の、長老が
亡くなったときのことだが
こりゃ君にはなんの関係もないことだな君んちで起こったことには
間違いないが、そういうわけで
誰がどうかはもはやあきらめろ
おーちゃんは大きい人たちで
いつもこんにゃくやなんかを
食べてる、わりに噛みごたえの
あるものが好きなんだろたまに
冷蔵庫にやたらこんにゃくが
あるのは気のせいじゃないが
単に君の買いすぎかもしれないな
忘却症を患ったら一度買っても
忘れてまた買って来るって言うよ
こーちゃんは小さい人たちで
さといもやなんかが好きなんだ
丸いものが好きなんだな玉子や
丸っこいお麩だでも食べてると
丸いものが丸くなくなってしまうそこをいつも悲しんでるのが
こーちゃんらしいところさ
そのうじゃうじゃしたこーちゃんが入るのがこふろでおーちゃん
か入るのがおふろでこーちゃんの
こふろはこぢんまりしてみんな
ゆだっちゃうほど湧きまくってる
おふろはそんなでもないけど湯船のはしがちょっとかじられちゃってるのがやだなあいつらとにかく
いつもつねにときなしで噛みごたえのあるものを求めてる入浴中でも
で、君に聞きたいのはこーちゃんたちがこふろに浮かべる丸いものは
なーんだ