本日の詩

詩なり詩なり

20150419

かにの子がたけの子と
遊びったくって竹やぶに
かに歩きの小さな子歩きして
かさかさ横っちょ横っつら
さわさわ春風は吹いたさ
竹さん竹さん遊んておくらい
遊んてくんなきゃ竹やふ焼くそ
竹やふ焼けたらふやけた
きの子それみたことかと
喜ふそ
ちっさくおっきくささやくと
たけの子たけ皮土から出して
たはんたはんちょとまてね
あとちょとそんなら君と遊べるや
君は何して遊びたい
かにの子しばらく考えて
君は何して遊ひたい
たけの子穂先も柔らかく
しばらくここでしりとりしよう
そしたら君は何したい
かにの子はさみもとんがって
何かをさかしにいきたいな
たけの子しばらく考えて
じあおたがいの欲しいものを
さがしこしよ君何がほしい
かにの子はふいふい丸って
いうね、丸がほしくて
たけの子は蓋つき祭りって
いうね、祭りがほしい、
でも、まずはしりとり始めた
まずはね、春風のさわさわな
竹のやぶやぶのすみっこで
かにの子とたけの子が
しりとり始めたんだってさ