本日の詩

詩なり詩なり

220122-2

梅の香りを夢見ている
1月のおわり

春の光を夢見ている
1月のおわり

冬が冬として
冬らしくふるまう
今日のような日に

ふさわしい行いとして
冬の終わりを
思い描くことができる
はっきりと

未来の輪郭は
今が厳しいほど
明確になる

そのように生まれついて
どこにいても
梅の香りを
思い出すことができる

そのように生まれついて
あるいは
そのようになって
雪の中
皆の仏頂面の中
耐えがたい
喜びを
秘め