本日の詩

詩なり詩なり

#練習用

首を傾げる/1002092344ari-nomi

ご無沙汰しておりまして、失礼しました。 書けなくて。 = = = = = = = 喜ばせるために、土の 匂いを喜ばせるために 君は 玉ねぎの舌を 春のときめく陽に 深く挿して つぶれる光の小鬼達を 愉快な森に仕立てていた 緑の海の 深海魚のように、君は抉り…

091216/23:30/ari-nomi

君は春の泥の中から生まれた それは君が 泥であるということを証明しない 血や水や光からではなく 君は泥の中から生まれた またとない高貴な香り 春の 狂奔の中から君は生まれた ああ、 そうだ 僕は春の泥の中から生まれた それは僕が 泥であることを証明し…

0901016/24:36/ari-nomi

雨 だんだん年を取って みんなが大人になる間 私はサンショウウオになった だんだん雨が好きになった 年を取って だんだんサンショウウオになったから 雨のときだけ 外に出て行く いつもは色々な物の下に隠れている 知ってるでしょ? 世界は危険に満ちている…

090617/23:55/ari-nomi

長い廊下は 蝋燭だけが 光だった 歩いている途中で 自分の首から上を どこかに 置き忘れていることに 気づいた でも怖くて捜しに 戻れないね 何が? 闇が

22:55

てんとう虫 春の光を受けて 翼を開いて 飛んで来い 飛んできて この手のひらに とまっておくれ てんとう虫 てんとう虫 春の日は 光のしずくを まきちらして アスファルトも 線路沿いの柵も どこもかしこも きらめいた おまえは この手にとまって あともう少…