本日の詩

詩なり詩なり

190205

コッドプレイスにようこそ
松明をたいて燃えさかる

ダウンジャケットの男たちを
かきわけもっと焚き火に
冷えたからだをあっためな

そして風貌が火に照らされ
人々の胸に不愉快な虚無感が
訪れるまだでそこに居てくれ

海の中は冷たかったろう
調声の途絶えた波の鞭は
皮膚を割いて君の記憶を
ずたずたにした

どういう風に琴を抱いて
草の風の緑の小鳥を集め
太陽から迷子になって
暗い崖を下ったのか

それを知らなかったわけでは
ないが
避けられなかったと
教えてやってくれ

誰にも避けられない
その光ある草原に
身体中の血をくれてやった

いくらかの幸運で不孝な
反逆者たちの他は