本日の詩

詩なり詩なり

‘春に'20110504-3

止まることもできず

どこまでも空の彼方へと

飛んで行き今もまだ

飛びながら どこかで春を

告げているのでしょう、

“、、、の花は、、、”いつもどこかが

“、、、の花は、、、”春だから

羽がちぎれるまで飛びつづけて

血を吐くまで歌いつづけて

喉が裂けるまで告げつづけるのでしょう

“満開になるとその時には既に

散った花びらの方が多いのです

散ってしまった花びらの方が”そういうわけで

この世はいつもどこかが

春にならずにいられない

(完)