本日の詩

詩なり詩なり

091121/24:56/ari-nomi

目まいと吐き気とに耐えながら

闇の中を走っていくうちに

21時間と3分が自分の中を

通り過ぎていったと気づく

24時間がこの身のうちを

背中から私を地面に腹ばいに

押し倒さんばかりにして

面のように、時間よ、君が

そんな風に一枚の板のように

なるとは知らなかったが、段々に

私を一瞬一瞬によって

切り刻みながら

通り過ぎてゆくのも時間の問題だ

だから私は

前のめりにならずにはいられない

前のめりになるのは

冬が近づいているからだとか

帰路を急いでいるからだとか

そんな人間的な理由ではなく

ましてや私が

人間だからというわけではない

ましてや私が

人間でないからというのは

目まいをおこす理由にもなるのか、ならないのか