2022-01-19 220119 沈んだ吐息が 互いの行く先をまさぐりあう 都市の横顔の 片目は涙ごとえぐられて 木の実が埋め込まれている それは思い出せないほど 痛ましい幸せの香り倒れた住民の 幸福な思い出のポケットから 散らばった夜はこうした都市の特権 等しく市民に孤独を嗜む儚さを与え 剥き出しの自由から 奪うのはもうひとつの目 でなければ何