本日の詩

詩なり詩なり

090721/23:52/ari-nomi

本日もわたくしはまた大失敗を
しでかしましていやはやその

大失態を演じまして社員中27名に主に
正確に申し上げますと27、358名に
多大なる迷惑をおかけいたしました

取引先の関係者を含めますと38名に
正確に申し上げますと37、624名に
多大なるご迷惑をおかけいたしました
次第でございましてその

もう居たたまれなくなったわたくしは
社屋から地面を眺めましていっそここから
と、思う社窓は2階の事務所でその上は
屋上もなくただの屋根、目下の地面はどろどろ
雨に濡れて水たまり光る舗装もない駐車場
あめんぼなんて泳いでいるのでございます

とほうにくれたわたくしは気休めに
気休めボート場に参りました

気休めボート場の桟橋は半ば腐って
ぼろぼろの服を着た気休め親父が
気休め煙草なんかを喫みながら
こっちが桟橋をよたよた歩いてくるのを
みているのでございます「そこ、腐ってるから
気いつけてください」なんて気休めを言って

気休めボートもぼろぼろで
浸水しないか心配ですが親父の言うだけ
お金を払ってとにかくボートに乗っかると
親父は大して漕ぎもせずボートは
ゆらゆら揺れるばかり、悲しくなったわたくしは
目をつむって横になると
耳元では気休め池の気休めにもならない水の音

気休め親父は人が寝てると思って
ボートから立小便をしている様子で
「なんだそのボロ、あちこち穴だらけで」
なんて話しかけてみると「気休め
程度にはなります」なんてとにかく気休め

しばらく回ってちっとも気休めにならず
なんだか腹立たしくなったわたくしは
ボートを元に戻させて戻ってきたのでございます
気まぐれ親父はちらっとわらうと
「気休め池のとなりには気まぐれ池もありますよ」
今度はそちらに行ってみようかわたくし、
会社的に決算の終わる頃には、個人的には車検を
済ませてから、と思っている次第でして、まあ