本日の詩

詩なり詩なり

2015-01-01から1年間の記事一覧

20150422-10

昨日より24秒遅い 一昨日より36秒遅い 一昨々日より47秒遅い ひょっとして君病気なのか 車庫、車庫、隣の猫にはシャケ ああ車庫、君の方がどうかしてる 君が病気なのか そしたら車庫、蝦蛄みたいな顔になって 確かにぶつかられたのは こっちで ぶつかったの…

20150422-9

すすき野原の真ん中に とれたてのじゃがいも みたいな顔して家 車庫は小さくなってた 今日はどうしたんだい あぁ遅かったから存在を 消して君に見つからないように しようと思ってたって いやそんなに変わらないはず 確かに穴ぼこは気になったけど

20150422-8

たぶんもうすぐ 僕のうち つづく)

20150422-7

緑の田んぼも 通りすぎたら マイマイつぶりも 通りこして 時々屋も 通りこして いつも雨降ってる道も ナニナニザウルスも 通りこした というよりナニナニザウルスは 僕を通りこした つづく)

20150422-6

走りつづけながらそう 思ってたいったん走り だしてしまったら急には 止まれやしないんだ僕 つづく)

20150422-5

もしも後ろに誰も いなかったら もしも急停止からの 小回りきかせた 後戻りができたら もしも通り過ぎる ずっと前から あの穴に何かいるって わかっていたら つづく)

20150422-4

跳ねたときなんか 自分の中ではじけた気がして 開発者のチーフはそんなん 聞いても信じないだろうけど (どう転んでもあの人にとって 僕は大いなる妥協の産物) つづく)

20150422-3

なにかが見えてすぐに 穴の中に引っ込んだ僕は 驚いて横っちょに跳ねた 僕の仕様は横っちょに 跳ねるとかさそんなん じゃ絶対にないはずなんだけど つづく)

20150422-2

穴にタイヤがはまったらいや だからグルンと穴をよけて 通り過ぎようとした僕に 穴の中から顔を出したんだ つづく)

20150422

ぼくは空色の車 晴れの日に生まれたから はしっこを走ったら 道の真ん中に穴があいてた (つづく

20150420

今日こちらでは雨が降りました 雨は春の味がしました そちらでは雨が降りましたか 思い出に流されないように 僕らは生きるのに精一杯だね

20150419

かにの子がたけの子と 遊びったくって竹やぶに かに歩きの小さな子歩きして かさかさ横っちょ横っつら さわさわ春風は吹いたさ 竹さん竹さん遊んておくらい 遊んてくんなきゃ竹やふ焼くそ 竹やふ焼けたらふやけた きの子それみたことかと 喜ふそ ちっさくお…

20150418

時は冬、折しも、干からびた地べたに霜は降り、 深手を負った尾のもの、角のもの、翼のものうちひしがれて、 とぼとぼと道を行く、おのおの倒れるまで、 おのおのの時に、おのおのの所で

20150403

迷子の子象小太郎と共に来て 洗濯物を干してやろうとする 洗濯物は洗濯かごにどっさり 入って洗濯物干し場は七階 バナナは7本下さったらね 腐ってるやつはいやですよ じゃあオレンジもつけときます いやオレンジはと言いかけて でもカササギ一家のお中元に …

20150401

支離滅裂な 減数分裂 僕の悲しみに さわらないで下さい

20150331

今日という日も またたく間に過ぎて ありふれた人生の 1ページがめくられる 明日が真っ白なまま 待っている

20150330

しししのし しししのししし しししのし もしくはなにものでもない未来

20150330こんなのそんなの

もしもし やっぱり チゴイネルワイゼン かみなり のしもち まったり ウインナシュニツェル はみだし

20150329

今夜 こんなにも めまいが ベラミを あのとき あそこで 買って おくべきだった あの書店の あの棚の あの段の あの場所は 二度は 見られない 未来の ように 明日 世界が もっと ぐるぐる 回転していたら もうたどりつけないかも

20150328ラリーマン

外は花色 奴は腹黒 負けて一杯 勝たせて二杯 時は金曜 つまみはノドグロ 月は金色 僕ら色々

20150326

めだかの目 さめの目 すずめの目 かめの目 めじろの目 なまこの目 わたがしの目 たいふうの目 フィレンツェの目 うどんの目 あしで踏め ささっと炒め よく噛め もっと飲め これも頼め さっさとささっと さっとさちっとち ぬっとめっとぬるっと なぬっとなっ…

20140325

チョコレートを買ってきた あとでみんなで食べよう フヒヒ 野ブタを獲ってきた あとでみんなで食べよう ブヒヒ 小ハゼを捕ってきた あとでみんなで食べよう キヒヒ 早蕨を取ってきた あとでみんなで食べよう ウヒヒ みんなで食べよう 待ちきれない あとで お…

20150324

おなかいたい おそともいたいか こわいかな おそろしいかな かなしいかな まっくらやみに むねをしずめて しずまりかえった よなかみたい

20150321

髪拾いに行ったのさ みんないなくなってからね 静かに追い出されて 誰もいない春を迎えた里で 金のたなびき銀のたなびきが 風になびいていたのを見た もういなくなってしまった 人の髪を だってこれを取っておいたら 何かに使えるかもしれない 何万年かあとに

20150214

退屈な2枚の パンケーキの 間にはメモが 挟まって 指令が書いてある 何だってンガロンハット ハチマキは もう出国した 何でまた メモをくちゃくちゃと 噛みながら 考えると忘れてしまった 午後の指令 ご希望に応じて 空港まで 迎えに 来るらしいのに

20150212

まだずっと 下の ほうにいて もっと もぐっていけないか 模索中の もぐら それが この冬の もぐら ふわふわと 飛び交う 噂でお腹いっぱい だるすぎて だれも 好きになれない それが この冬の ぼくら 今年の流行

20150207

次々と鍵盤が盗まれている もはや音楽を奏でるのは 虹がでても和音は弾けず 金魚のためにワルツもソナタも ウドンも白鍵が満たないほど ピアノ自身が 弾かれるのに疲れましたとかいう旋律を 生徒会長以外 誰もいない音楽室で 奏でたという その意を受けて 27…

20150206

25時に書き換えられるとは言っても それが謎であることに変わりはない 夏が鬱陶しくなってきたと言っても 蓋つきの禁則事項を献上することに変わりはない 消えているかと思えば すぐそこに現れて変わりなく 今もなお おまえは強く、おまえは弱い おまえは塞…

20150204

結局なんだかんだ言って 酸いのみならず甘い香りに 隠した毒も相当だとかいう 例の柑橘が好物という輩もいて 頬かむりに房ふさ蓄えて ちょっと横向くたびに果汁を ちゅうと吸っては毒に当たって やや気が遠くなってはなんとか 持ちこたえている果実の名は時…

20150202散文ぽくなった

君んちには君の知らない 住民がびっくりするほど たくさん住んでいて住んでる 当人たちだってびっくりする くらいだ、なんたって 全員集まると君んちに入れない くらいだからな過去に一度だけ そんなことがあった例の、長老が 亡くなったときのことだが こり…