本日の詩

詩なり詩なり

20150403

迷子の子象小太郎と共に来て
洗濯物を干してやろうとする
洗濯物は洗濯かごにどっさり
入って洗濯物干し場は七階
バナナは7本下さったらね
腐ってるやつはいやですよ
じゃあオレンジもつけときます
いやオレンジはと言いかけて
でもカササギ一家のお中元に
オレンジピールとかマーマレード
とひそひそやったいくつあるのか聞いてきて、ほんの3ツと答えると
いやそれはそれでうれしそう
それで子象の前に小太郎が立ち
子象は鼻をくねらせて耳をばたばた小太郎は全身をくねらせて汗したたりしたたりだんだん風のようなものが吹いてきてからまった
わしのシャツやパンツやシャツや
パンツやシャツやパンツが一枚一枚ゆっくりと浮かんでは
ゆらゆらとゆれながら階段の方へ
飛んでった七階まで行ったかは
あさっての晩の七年にまたあったらこの桜の下でまた会ったら話してみよう小太郎と子象はずいぶん
疲れたからひとっ風呂すすめたら
大喜びで子象小太郎の背中に水
吹きかけて小太郎子象をきれいに
洗うとにんまりして出て行った