本日の詩

詩なり詩なり

20160823

緑の雨脚が若い歩兵
だとしたら君はか細い蝋燭
天道虫を追っかけて
いたほの白い光も弱まり
今も今も今になる未来と
いうものに苦しめられてる

希望、あれは
虹よりも甘美な麻薬だった

思ってた?こうして
日々を使い果たしていけば
時の財布はからっぽになって
案じるほどの未来はなくなる
それまでひたひたと
押しよせはじめる闇の深さ

もう朝を待つのはやめて
平原に、雷を待つのがむしろ
今の気分