2024-02-06 240206 長くのびた影の先に 手のひらを落として 石の形に光をまとめ 緑の翳りの中に投げ やがて訪れる夕闇まで ほんの少し ほんの少しだけ 放恣な夢から醒めて とりとめのない 作業に戻って行く 時のベンチで 頬に風を感じて夕暮れの中で ただ座っていた 春の日を思い出す