本日の詩

詩なり詩なり

2022-01-21から1日間の記事一覧

220121

少しも空を見上げなかった 駆け回るのに忙しかった頃十代で彼は 雨は空の涙と書いた 友達は 陳腐の極みに吹き出して 彼は初めての詩を捨てた二十代で彼は 雨は水蒸気の成れの果てと言った 友達は その言い方を面白がって 彼は少し得意になりそんな 自分が嫌…