するすると鯉は朱を 後ろに引きながら 逃げてみんなのいる 柳の下のどじょう池の 濁った水に潜り込んだ 僕もあんな風に 逃避と突進の軌跡を 誰かの残像に残してみたい 妄想を強く噛んだら 心の奥歯が欠けて 小ねずみが現れた 失くしたと思っていた 細く長く…
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