それから
と、砂糖を少しずつなめながら
カミノケカツギは言った
君が退屈しないように
靴の中に入れといてあげるよ
私はすごーく眠かったので
実際何を入れといてくれるのか
もうたいして興味はなかった
話し終わったからには
安心して眠りにつけるような
気がしたんだ
それだからただ
うんありがとと言ってまだ
砂糖をなめてるカミカツに
あー言っとくけどこの
短縮形を奴は気に入ってない
目もくれず布団にジャンピングー
と寝てしまった
そしてすっかり忘れていたんだ
会議が始まって5分もたたないうちに
泳ぎ疲れたスイマーのように
睡魔がぐったりと私を
眠らせようとするまではね