本日の詩

詩なり詩なり

20161112

てんとう虫がかいだんのとこで
うずくまってまってた黒いごみかと
思ったかみきり虫にかみきられた
夜を返しに来たんだずっと小さく夜を
圧縮してオレンジの灯り2つともして
その節はお世話になりましたって丁重に
まだこっちが虹みたいに空にかかってるようにそれは遠い春の日のちょっとした
偶然にすぎなかったのにあれから夜を
背中にとりもどしたんだなずいぶん
動きがおそいのはその重さとか世紀を
またいだ階段に時間酔いしてるせいかな
てんとう虫くん君の名前を呼んで永遠に
詩にとじこめてもいいかい?