2014-10-02 20141001 本日の詩 #詩 渇いたと思ったのは 気のせいではなかった 道の向こう側には 柘榴が転がっていて それは昨日までの夢 渡り切る前に近づいてくる さっきまで見えなかった車 幻でないのはもはや太陽だけだ たった今それが愚かさに 溶けながら道すら見えない そして渇きだけが現実として 砂漠を貫く一本道のように