本日の詩

詩なり詩なり

20120701

雨の日に太陽を

晴れの日に雨音を

恋しく思って

冬の日に梔子の薫り

春の日に

春の日に欲しくなるもの

この白い壁に

書かれた幾つかの数式

肩甲骨に当てられた

唇の柔らかさなど

無いもの

かつてあった(かもしれない)もの

率直なremark

屈託の無い嘘

曇りなき信頼など

思い出して

それがまた

長い一日への

希望にもなるわけだけど

失われたものが多すぎると

夜になって

雨が止んでしまいます