2012-02-18 201103*20110816*20120215完-3 本日の詩 #詩 これは極上の授け物だと言わんばかりに とうとうどの一頭も私の顔、私の鼻、私の口、 私の息、そのものを浴びようと ちょっとした混雑と、息もつけない 圧迫のなかで、私は 気を失いかけた、 ところでどうやら彼らは 満足したらしい 彼らの鼻面で寄ってたかって 一番小さな、まだ光も半端な一頭の 背なに乗せると、そいつはつぶらな 瞳を炎のように輝かして 地面を蹴り出した 夜空へ