本日の詩

詩なり詩なり

090503/23:47

海面よりずっとうえのほうで
白い橋を渡っていた
橋の幅はひとりぶんで
せまいうえによく揺れる

落っこちたりしない
落っこちたりしない

言い聞かせながら

わたるあいだになぜか
先行者に自分の
人生を
イッショウケンメイ
弁明してるんだ
もうほとんど汗をかきながら
もうほとんど汗をかきながら

到着点には神社があって
神主がなぜそこに神社があるのか
イッショウケンメイ
説明してるんだ
彼はおかしな帽子みたいなの
かぶってたずっとそれを見てた

神社を出ると君がいて
そうしてそれはわかっていた
キスをしようとした
うまくできないってそれは
わかっていたのに
弱ってるときに海風はきついな