本日の詩

詩なり詩なり

090416/23:28

雷鳴が消え残る

うすぐらい耳の穴

小さな稲妻が来た

またもう一つ来た

目の近くに走る光

ハチミツの川を泳いでいた

体中を光らせ芝生に

横たわると蟻が

花の名前が燃え残る

無いと欲しい

あると要らない

不可能な距離をひとつ

ピアッシングした

右耳の穴に入っていった

人前では耳の後ろに隠れている

ときどきは出てきて

眼鏡のつるをわたり

左耳にも散歩する

今日はセントラルパークだ

恥ずかしがりやの蟻が耳に住んでる

稲妻のせいで頭痛がひどいよ